KILLER LIST! LUCKY RUDY!!いいとも出演に最も近いアーチスト。 |
子が倒れてしまうぐらいのいかした曲をキラーチェーンていうんやってよ。
このコーナーは俺らを卒倒させてくれるような、キラーアートを書くアーチストの
所にお邪魔してはインタビューして、アーチストの人がらや道のりや気持ちを感じて
もらおうという企画です。
描いてる人がどんな人かわかると絵の中の今までで感じなかった事が見えてきたり、
そのアーチストの作品に愛着がわいたりしそうな気がしないですか?
そんな想いのもと、今日も書こうと思います。
今回ご協力頂いたアーチストは LUCKY RUDY!!
ーLUCKY RUDYー
BURSTというアンダーグラウンドカルチャーマガジンの造型なんかでいかにもロウブローアートな過激な造型を見たこと無いか?!
POPで有名な仕事としては、CROWSやWORSTっていう漫画の”武装戦線”っていうチームのメンバーをスカルのデザインで表現する”BONE IN THE TFOA”というシリーズを手がけている。
WEEDくんやBENNYちゃんは
「まんだらけにいったらRUDYさんの作ったフィギア、、プレミアついてましたよ!!そんで、次ぎ行ったら売り切れてました!!」
、、なんて言って、、興奮してました。
ローブローアートという言葉が似合うスカルプチャー(造型、)の先駆けとなった
アーチストの一人。
ローブローアート界で今、最も「いいとも出演」にちかい男。
ローブローアートの世界でも、スカルプチャーアーチストが増えてきていますが、
おそらくそのほとんどが「あ~、、そこまでやっていいんだぁ、、」と衝撃を与えら
れているんではないかと思います。
造型といえば、美少女系、アニメキャラクター、、RUDYが現れたのはそんな時代でし
た。
アメコミや映画のキャラクターが出てきてフィギアがほんの少しだけファッションに
なり始めた時代、パンキッシュな独特の作風で、3Dの世界の可能性を示した先駆
者、、
その挑戦と苦悩なんかも、、今回感じて貰いましょう。
以下、インタビュー
(PEEPSHOW、、以下、PSG)
はじめるきっかけってどんな感じですか?
(LUCKY RUDY、、以下、RUDY)
はじめたのは、13年程前かなぁ、、当時はフィギュアブームみたいなのがあって、
いいナァと思ってトイショウ見たいなトコに行くんだけど、、
シックリいくって言うか、コレだっ!ていうのがなかったんだよね。
じゃぁ、作っちゃうかっ!てなったのが始まりだね。
(PSG)つくっちゃうかっ、て言ったって「じゃぁ、はい」と出来るもんじゃないと
思いますが
苦労なかったですか?
(RUDY)意外となかったんだよね。ブームみたいのがあってか、こうして作ります的
な資料はすぐに手に入ったし、材料なんかも苦労なく手に入ったよ。
苦労といえばやっぱり、自分の作風、オリジナリティなんかを作り上げていくことだ
ねぇ。
それに関しては今でもベストだと思ってないし、答えが見つからない。
はじめた頃は、すでにあるものを作ってた。
アニメや映画に出てくるキャラとか、、ドロンジョとか。
そのときは、よりそのものに近づける作業で完成像があってやりやすいんだけど、
自分のオリジナルをと思ったときは、近づけていく所が自分の中になんとなくあるだ
けだから、とにかく形にならなかったナァ。
前から見たイメージは形になっても、後ろ側を作ってくと、まとまんなかったり、、
(PSG)じゃぁ、RUDY独特の作風が生まれるまでは大変やったって事ですね?!
どんなかんじだったんですか?
(RUDY)BURSTの仕事なんかが自分の始まりに近い部分なんだけど、あの仕事は時事ネタを造
型で作るって感じの仕事で、見た目の面白さもそうだけど、リアルさに関しても求め
られる仕事でスケール合わせなんかもちゃんとしないといけなかったんです。人がこ
の大きさなら、後のコレはコレぐらいの大きさがないと、、みたいなね。
でもやってるうちにそういうのって、面白くないし重要じゃないって感じてて、
人間がモノを見るときって、「後の物との比率が、、」とか、そんな事ないじゃない
?!
ディフォルメされた世界って、見てもつイメージの世界に近いと思うんだよね。
感覚の世界に近いっていうのかなぁ。
そういうことを考えながら作っていって今のタッチになっていったんだと思う。
(PSG)RUDYさんの作品って、パンキッシュなメージですよね。
痩せてるけど、ハラわれてる!!みたいなキャラクターのストイックな体系も感じも
パンクのイメージやナァとか、かってに思ってるんですけど
モンスターやったり、フライングアイボールやラットフィンク、、結構他のアーチス
トはアメリカンなイメージの作かと思うんですけど、RUDYさんはどっか、ヨーロピア
ンなイメージな気がするんですよねぇ、、
(RUDY)あぁ、あるかもしれない。
昔からルパン三世なんかが好きで、あれって手足は細くて長いけど体は実は締まって
て、、そうだと思うんだよね。
ルパンもヨーロピアンだもんね、、
そういう好きがちょっと影響してるのかもね。
(PSG)いつも作るとき、こころがける事とかあったら聞かせてください。
いきおい!!、、ただその一点。
(PSG)、、それだけですか?
(RUDY)そう!それだけ!
ノってる時ってさぁ、造るモンが頭の中にデキあがってんの。
前も後も、、全方向の出来上がりがイメージできてるの。
そうなるとアガリが早いし、デキがいいんだよね。
考え込んじゃうと、だめ。勢いがなくなっちゃって、
完成までメチャクチャ時間かかるときあるもんね。
(PSG)さぁ、締め用の質問ですが、、
今からはじめる人も含めて、他のアーチストへ一言伝えるとしたら?
(RUDY)そう、、じゃぁ、、、「もっと自分を売り込め!」ってことかなぁ。
BURSTの仕事がもらえた時って、「今俺を使わねぇと後で後悔すると思うけど、
どうよ!」
みたいな、、今思うと結構な強気の交渉の仕方したナァなんて思うけどね、、
そんな感じだった。
なんだか変に自信あったんだよ、、あの時って。
でもそういうノリを気にいってもらって、「おもしれェから、じゃぁやってみようか
!」ってなったんだよね。
当時、造型で、しかもこのタッチで喰ってくったって、、何処に売り込むとかも全く
思いつかないような時代だったと思う。
チャンスは今よりももっと少なかったよ。
それでも、自分から動いて、ドンドン売り込んでいけば何とかなったんだから。
仕上げとか、塗装とか、、俺ココまでしろって言われるとちょっときついナァ、、な
んて思っちゃうアーチスト、見てて何人かいるけど、、
あんなに出来て、技術ほどには高く評価されてないって言うか、、
原因は、自分の見せ方、売り込み方だと思う。
もったいないよ。
なにも、あるチャンスだけがチャンスじゃないと思う。
後書き
上に書いた以外にも実はもっと話してます。
実は、43歳なんだよね、、もう、、とか!
実は昔は漫画家目指してたときあったんだよね、、
色んなトコに持ち込んだけど全然ダメで、、あの時は参ったナァ、、とか!
ケーキ屋さんになりたいときもあった、、あの時はパティシエなんてオシャレな言葉
無かったよ。、、、とか!
チョットしたトイショウのフィギアのコンテストで賞を取った作品は、
テレビのブラウン管を抜き取って、中にいかにもRUDYな造形物のバンド漫画演奏していて、、
造型の中にスピーカーを埋め込んでトイショウの中でガンガンに音楽かけてやったよ!な作品だったよ
というエピソードも聞いた。
こないだ、そこのレストランでさぁ、スッピンの広O涼子をみたよ!なんていう、、
MajiでKoiする5秒前じゃないっすかぁ!!なエピソードだって話した。
俺が雑誌なんかでみたRUDYさんは、もっと気取った都会的でトッぽいあんちゃん、、
そんなイメージやった気がする。
でも、じっくり話して知るLUCKY RUDYは実に愛すべき”アニキ”っていう
言葉が似あういい男でした。
ブログ用の写真取ります!って俺が言うと、「ちょっと待ってよ、眼鏡かけないとは
ずかしンだよ、、」なんて、、愛嬌たっぷりな面を覗かせたり、、ひょっとすると読
んでるお前のイメージとは少し違うかもよ!
この俺様は、学はないが人を見ます!
今回のRUDYとてお見通しのすけです!!
はじめたきっかけを聞いたとき、こんな事も話してくれました。
「おれのおやじがさぁ、田舎で縫製工場をやってたんだけど、
いっときのデザイナーブームみたいな時分に自分でも何かつくたくなって
ブランドを立ち上げたんだよ、、東京で勝負みたいになって、、それが東京に越して
きたきっかけだったりするんだよ。
今考えるとさ、、ケーキ屋だったり、漫画家だったり、、造型師だったり、、なりた
いものは変ってもいつも、何か生み出すみたいな仕事なんだよね、、
きっと、オヤジの生き方に、どこか刺激を与えられて、、そうだったきがするなぁ」
そんな風にちょっと照れくさそうに、、でもどこか誇らしそうに話してくれた。
たかだか36年の俺の人生ではあるけど、、おれが今までであった中で
自分の父親の話をそんな風に話せる奴に悪いやつは居らん。
きっと、RUDYさんの人がらも今俺が思ってるそのままだと思う。
アーチストとしてのRUDYさんは、「対自分!!」そんな風に感じた。
他のアーチストで注目してる人いますか?という質問をしたとき、「いない。」と答
えた。
「誰のどの絵が、、誰のどんな造型が、、って言うのは全くいない。
ただ自分がなにを作れるか、、それだけなんだよ。」
「自分が欲しいモノを作る人はだれもいない!じゃぁ、俺が!!」
誰だれの作った何なにを作る、、練習ならそれは必要な事だと思う、、でも、、
「自分の一番カッコいいものは、いつも自分の中にある、、」
アーチストはそうあって欲しい、、RUDYがそうであるように。
人の評価や、まわりのデキを気にしてしまう、、俺も含めて多くの人はそんなしょう
もない事につかまってしまう。
でも、いつもどこか惹かれる人は、、
人の目よりも理想の自分、最良のビジョンのみを見つづける、、つまりは自分の敵に自分を置ける、そんな強い人なんんだと、、
LUCKY RUDYという名前のアーチストと今回じっくり話して、あらためてそう思った。
、、本名聞いたけど、、忘れました、、、
俺にとってはRUDYさんはRUDYさん、、、、ということで、、、
BULLY
RUDY先生 ブログ→RUDY GATE DRIVE