KILL THY NEIGHBOR!!レザーアーチストGreenDizWeedに新展開!! |
北海道で三度目の開催が決まったMONSTERRUMBLEにも出場が決まった革に”TATTOOをほどこす男”GreenDizWeedの新シリーズが”KILL THY NEIGHBOR”と言うテーマで続々リリースされるぞ!!
イベント以外でさくひんがみれるのはPEEPSHOWGALLERYだけ!!イマントコ、、、
アーチスト:GREEN DIZ WEED
タイトル:”KILL THY NEIGHBOR~ダガー”(携帯電話ケース)
サイズ:ケース部120x65x38mmストラップ長90mm(収納可能サイズ約110x55x25mm)価格:18,000円(TAX含む)
一見は黒一色のシックな携帯ケース、、内側にはTATTOOフラッシュのようなペイントとカービングがなされた技ありの逸作。
フラップ部のカービングのダガーは深くて立体的なデキ。
カラーがほどこされず、つける人を選ばないシンプルな良さがあるデザイン。
フラップ部の裏にはTATTOOフラッシュのようなペイントが描かれている。
茶系のモノトーンで描かれ、ギッシリと描かれたデザインなのに全くうるささを感じさせない。
服の裏地のようにペイントがなされると言うアイディアは有りそうで、、でも見なかったデザイン。
GreenDizWeedの遊び心と、自分の作品を、つける買い手と一緒に楽しもうと言うアートに対する思いが込められている気がする。
フラップ部裏に描かれたデザインは見える部分だけではなく携帯電話等が収納されるスペースの奥まで描かれている。
写真ではわかりづらいが、見えない奥の方にはスカルやダガー、、バタフライが描かれている。
、、とまあ、、大方の事はカシコまって説明したんで、
ここからは、自分の言葉で書かせてもらおう。
今回の作品をみてオレが感じたのは、いちアートファンとして嬉しいし!楽しい!!と言う気持ちやった。
多くのアーチストに対して、オレは不満がある。
例えば、イベントのオークション出展作品やドネイション(寄贈作品)にそのイベント名を書き込んでいるのを見ると、なんか、、その時のためだけの、、賞味期限のあるアートのような気がして、上手く言われへんけどなんともさびしいような気分になる。
そこにアーチストの、お題に沿った作品を置いてくるようにつくる、そんなテンションを感じてしまうからかもしれん。
それを買うお客さんにとって、アートは遠足土産のキーホルダーじゃない。
だからどのイベントで手に入れたアートピースかなんて書く必要ない。
買って所有して、それを眺め続ける時間は、アーチストがそれを描くのに使った時間よりも長い。
アーチストに客の為の一枚を描けと言ってるんじゃないねんで、、
アーチストが思い描くままの一枚を描けばいい。そんな、アーチストのその瞬間の一番カッコいいと思う一枚、、そんなアートだけがファンを興奮させるんやと思う。
お題をこなす、、そんな安っぽいお前らの重要事項より、最高にカッコいいという価値観を切り取ったような一枚や、見ているだけでテンションが上がる一作、、なにより思いが込められている作品である事、それが重要なんやと思う。
話を戻して、何でこの作品に嬉しい楽しいと感じたか、、
それは、挑戦的な思いと、優しさみたいなのを感じられる作品でなにより、「アートは楽しい!」
と思わせてくれる作品だったからです。
表向きはシンプル、、でも蓋を開けたら、、そんなギミックが人を脅かして、「クックック、、」と笑うような小さい時から持ってたイタズラ心のようで楽しい。
見方によっては、「主張のきつすぎる物やったらよう付けへんねやろう?!」っていう挑戦状のようでもあり、
コンサバティブな服装でいてるけどホンマはクレイジーなアートが好きな人に、いっしょに楽しもうぜと歩み寄った優しくも懐の深い一作のようでもある。
あんなに激しく描き込んだペイントを、目に付く側に使いたくなる気持ちをグッとこらえて、裏地のように使うアイディアは、KUSTOMKULTUREの目に付く、派手でケバケバしいイメージにとらわれるアーチストやファンに「それも好きやけど、表現方法やカッコよさはそれだけじゃない!」
と伝えている気がする。
オレは「人情の町」大阪の人間やからネェ
どんなに技巧的に巧妙な作品もそれだけでは、上手いだけでは愛しません。
でも、もし少し荒削りでも、思いが込められた気持ちのあるアートならそれだけで愛せる。
そのように描くアーチストが少ないし、そのように創られるアートは多くない。
この作品は思いと思想が込められ、どんな意思を込めて創られたか考えさせられる、その存在に意味がある、最近数少ないアートの1つであるように感じた。
一見シンプルな携帯ケース、、携帯を取る時に裏のデザインがチラリ、、、
見たヤツが、「うわっ、そんなんなってんねんや!!」って言う。
そんなシーンを思い描くだけでも充分に楽しいそんな作品です。
Bully