KILLER LIST! NASHと言う男!! 続き、、、 |
KILLER LIST! NASHと言う男!!
それではインタビューの続きをドーゾ!
Q、海外でのSHOWなどで日本人アーチストを紹介する事が多いとの事ですが、
NASHさん自体、日本人アーチストに思う事など聞かせてください。
海外での日本人アーチストの評判は凄くいい感じですよ。
本や実際見たりして得た物と日本的センスをうまくMIXして、
海外のファンや、特にアメリカの人達にとっては凄く斬新で、
新しいものを生み出せてると思います。
タッチだって日本人は繊細だし、日本人特有の器用さもイイ感じに作品に出てるし。
アメリカのアーチストは自国で生まれたカルチャーだからなのか、
どこか、セオリーにとらわれていると思うんです。
だから、日本人アーチストの作品が凄く新しく映るのかも知れないですね。
出きれば、日本人アーチストにもっと海外に出て欲しね。
特にこのカルチャーを生み出した「SO-CAL」のあたりなんかに。
あと、伝えたい事を伝えられるようにと言うのもあるし、
コミュニケーションの為の英語は少しでも身につけておくと良いと思います。
Q、数年前に比べると、世間が少しだけ「KUSTOM KULTUR」に優しくなってる気がしますが、
今後、このカルチャーがどうなっていくと思ってますか?
確かにいろんな業界が興味を持ち始めているよね。
特にバイク業界なんかは凄く関係が近くなっている気がする。
だけど、受け入れられすぎてハヤリみたいになっちゃうと、
本筋がボケていくんじゃないかと思うときがあります。
日本独自のカスタムカルチャーじゃなくて、
アメリカで生まれた、みんなが憧れた、リアルなカスタムカルチャーを
再認識しなければいけないタイミングなのかも知れない。
リアルって言うのは凄くシンプルである事であって、、、
でも、だからこそ凄く難しい事でもあると思うんだけど。
Q、今後の野望?考えてる事なんか聞かせてもらえますか?
ヨーロッパの開拓だね。
ヨーロッパって、僕には未知な領域って感じで凄く興味があるんだよね。
もちろん、SHOWなんかに関わったり、
日本人アーチストを紹介したりもしたいと思ってます。
あと、オーストラリアも同様に気になるね。
もう一つは、昨年12月、MrGのアートブックを出したんだけど、
今度は日本人アーチストのコンピレーションアートブックを作りたいね。
NASH氏の略歴と、あとがき、、、
92年7月 DETROIT JUNKを友人とOPENさせる。
94年 JUXTAPOZの創刊号に出会い、衝撃をうける。
95年 CALマガジンでプロのライターとしてデビュー
99年 Burn out magazineを発刊
(表紙はキッカケとなったCOOPのオリジナルアート・写真)
2000年 アートショウ、トーキョーグルービーを開催
その後のNASH氏はおのおの調べたり感じたりして下さい。まるなげ、、、
何故、2日にわたってNASHについて書いたかというと、、、
もちろん尊敬の気持ちもあるが、日本人がカスタムカルチャーを知るキッカケの多くに関わった人物である事に間違い無いと思ったからです。
日本のカスタムカルチャーという事になれば、彼こそは「産婆さん」というところでしょうか。
俺の方がいくらかも年下で、、、でも文面どうりいつも丁寧な物言いで答えてくれます。
国内外での彼の行動力と活躍をねたんでか、彼の事を悪く言う人も少なくない。
頭一つ抜きん出るという事はひとのジェラシーをうけるものだと思います。
人の言うNASH像と、俺の知るNASH像は大きく違う。
ぜひチャンスがあれば、リアルなNASHを感じてみることをおすすめする。
真剣に知りたいと望んで聞けば、求める分だけ、
時に、求める以上に答えを与えてくれたりします。
今回のインタビューで俺の耳に残っている事は、、、
一番大切なのは「リアル」である事。
それはよりシンプルである事でもある。ゆえに、凄く難しくもあるという事。
俺としてはリアルなものを知り得る事も、感じる事も同様に難しいと思う。
ピュアにそれを受け取って感じる事もまた、シンプルがゆえに難しいからな。
つまりKUSTOM KULTUREを理解するのは意外と難しいのかもな。
NASHという男を知り、そこから多くを学ぶ事も。
もし、ピュアな感性とリアルの本当の意味を知らなければ。
、、、、なんてカッコつけて言ってみたりする。
BULLY