Brass(真鍮)という金属素材、それをリングに使った理由。 |
そういうの多いんです・・・だって自分のサイズがなくて・・・
でも、無理言ってブラスフェイスのフランケンリングを作ってもらいました!!
・・・30号で!!
だって、どうしても自分でも付けてたかったんやモン。
なぜ真鍮と言う素材を使うのか・・・
Brass(真鍮)という金属素材をPEEPSHOWのリングで多用するのは幾つかの理由がある。でも、もし一言で言い表す必要があれば、
それが俺らに相応しい素材やからってことになると思う。
でもせっかくやから、もう少し具体的に説明させてもらうことにします。
アンティークの指輪でシルバーとブラスのコンビのリングを持っていましてそれが凄く気に入ってる。
同じ金色の素材でも、金でなく真鍮・・・
凄くチープな光り方とくすみ方がドンくさくもカッコいいんですよね。
ちなみに、東京のアンティークショップで俺のよりクオリティーの低いのが10万円ぐらいで売られてました・・・
手前がアンティークのリング、後ろのフランケンが俺の作ってもらったフランケンリングです。
俺が、ジュエリーを制作依頼しているジェイルアートワークスに教えてもらったことによれば、銀の鋳造の練習用の素材としてブラスが使われることがあるらしい。
つまりは比較的に真鍮はチープな素材なんだと言うコトです。
昔は安い素材と言うだけで使用メリットが高いと言うことだったのかもね。
手間かかっても安い素材でカッコよく!だったのかも。
でもね、鋳造工程で毒ガスが発生したり、ガスのせいか、気泡が発生して鋳造失敗ってことになったり・・・けずる工程で出る金属粉が細かくて、吸い込むと鼻がズルズルになったりで加工が大変なんですって・・・
製作担当者曰く、
素材が安くても、手間がかかりすぎて工賃が高くなってなんのこっちゃデスよ・・
実際、真鍮を扱う工房や工場が凄く減ってるらしいです。
もう一つは、銀よりも硬い金属だと言うことも重要なことです。と言うか、こっちの方が重要です。
メリケンサックと言われるモノも別名はブラスナックルっていうでしょ。
硬さが要求されるモノなんでブラスガ使われているんでしょうね、あと、安いからという理由もあるでしょうが・・・
上に書いた理由を総じて説明すると
人をどつく時、あたるかもしれないとこにつけるモノならタフな素材を、
金持ちじゃないけど、それでもカッコつけて生きてる俺らには金色は金色でもブラスをチョイス・・・だいたいが加工の困難さゆえに手間かかるってなったら余計使いたくなるやんけ!
職人が手間隙懸けてしかできへんのやで!
というとこです。
チープ・・・だけどタフで、どことなくドンくさいのにでも何かカッコイイ・・・
これを買ってくれる人がどんな人なのか、全ての人を知ることは出来へんけど、
このブラスのリングみたいなヤツに、それともそんな人間になるために、やせ我慢して踏ん張ってるヤツに付けてもらえたら・・・凄く光栄です。
俺自身、モノ作りに係わって今までいろんなものリリースしてきたけど・・・カンペキやん!!って思えるものは実はそうそうあるもんじゃないんですよね。
(でも、なんとなくそれっぽいもの作るヤツラが多すぎて・・・そんなヤツラが造る物より糞なモノは商売始めてこの方、覚えはないけどな。)
このブラスのリングに関しては、数少ないカンペキなカッコいいと思う商品です。
もう一回言うけど、
このブラスのリングみたいなヤツに、それともそんな人間になるために、やせ我慢して踏ん張ってるヤツ・・・
是非チョイスして下さい!!