新シリーズ!!実録俺的カスタムカルチャー史 |
本日2本目の記事でございます・・・エブリワン。
アーチストがわかれば、もっとたのしめるんじゃねーの?!
そこんとこどうなの?・・・ということで、いくぜ!!
実録俺的カスタムカルチャー史 (1)
偉人!北の狼、ワイドレンジという男
ワイドレンジを知ってるか!?ワイドレンジを知ってンのか!!
ワイルドレンジとかいってんじゃねいよ!!
日本で最初にピンストライプ引いたのはおそらく、食べこぼし野郎という意味の名前のやつだと聞いてます。そのアーチストと名前が混ざってワイルドレンジっていわれてんの見たことあります。
そんなレンジあるかー!!
日本最初のローブローアーチストは前述の通り。
日本で最も尊敬されるべきアーチストはスギサック閣下。
日本で最も危険で目を離せないのはフードゥーマン兄貴、
新しいとこで、我や、グリムも知っておくべきアーチストやろうと思います。
他に名前が上がるべきアーチストがおるんかも知れんけど・・・
俺らが堂々と冠すべきローブローという言葉の大事な方の意味を解って書いてるやつが他におるんかと考えればこんなとこなんじゃないかと思う。
今回話す男は、俺や同じ感性の人間にとって上に書いた人に勝るとも劣らず重要な人物。
ワイドレンジはファンにとっては、遅れてきた天才といったカンジで日本中に知られるまでに時間がかかった。
初めて会った日は挨拶をするだけの関係やったけど、幸運にも一緒に飲んだり、兄貴と呼べる関係になることができ、いろいろ話し、聞き得る事ができたんでこの文章でいくらか伝えれればいいなと思います。
知ったのはBURNOUTの広告だったか、トウキョーグルービーの広告だったか。
充分にかっこよかったけど、特別なアーチストだと気づくにはまだ時間がかかった。
初めて会ったのは、MOONの野外のショウ・・・オリジナルの絵(原画)を見たときちびりこそはせんまでも、言葉がなくなった。
絵の中の世界のカッコよさにやられた。見たことがあった絵も、原画で見ると全く意味が違って見えた。
B級ホラーっぽいというか・・・独特ですねというと兄貴はちょっと照れて、ハハ・・・どうも・・・。
兄貴との間のこと、何処が特にカッコいいか・・・書ききるのは無理なんで俺が一番好きなエピソードと、兄貴の最も愛すべき一面についてのみ書くことにしよう。
兄貴の描く絵について話しているときに言った言葉・・
見えネーとこは描かないんだよ。たとえば暗闇に立ってるやつがいたとスンじゃん・・・光があたってる側の反対の輪郭は見えるわけねんだよ。
見えネーもんは描いてやんねんだよ・・・見えねんだもん。
描けねんじゃないんだよ・・・俺はローブローのアーチストだから。
それが俺のローブローアートのルールなんだよ。
描いてて思い出して、感動してさむなってきたなぁ・・・
こんなに考えながら描いてるアーチストおんねや!!
兄貴の言葉に感じたのは、カシコサじゃなくセンスやったと記憶してます。
絵のセンスじゃなくて人間のセンスやったような気もする。
ワイドレンジはそんな男です。
イベント(兄貴ら曰く、花会・・)を大阪でうち、海外からもアーチストを招いていた時のこと。
英語が、できるNASHさんは、海外のアーチストの1人と蹴り合いのけんかして自分の部屋に帰ってしまい、
言葉の壁を挟んでの2次会がスタート。
英語なんか話されへんけど、かたこと同士ででも、俺らは通じ合ってた(ような気がする)。
スクラッチというテキサスの若手アーチストがおって、話す程にすごく良いやつで骨太のタフなアンチクショウというカンジのやつだった。
こいつが粋なこといいやがるから、ワイドレンジ兄貴も熱くなって、スクラッチの肩をパンとたたいて
てめーこのやろう!!アメすじが一本通ってんじゃネーか!!
一同大笑いを見てスクラッチが「何て言ったの?」と聞くから、「おまえは人間が知っとくべきルールをわかってるって言ッてんねん」と英語で説明して・・・たぶん英語で・・・大阪弁じゃなく。
そこで兄貴が割って入って、
耳で聞くんじゃねんだよ、ハートで感じんだよ・・・いいか!
あ・め・す・じ!!
スクラッチもカタコトでア・メ・ス・ジ・・・って言わされてました。
これも兄貴の一つの側面。
ワイドレンジは愛すべき男で、アートは直接描かれた物を見ておく必要があるということ。
耳で聞くんじゃねんだよ、ハートで感じんだよ!!
まさにその通り!!
この絵もWIDE RANGEの作品。
残念ながら先日売れちゃいました。お買い上げはRODSPYDER頭目、親方様。
天五中崎商店街にある串慢という店にいけばオリジナルを見ることが出来るかも!